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マーケティング・集客

美容室の集客方法とは?新規からリピーター増加のアイデアを解説

「美容室の集客ってどうすればいいかわからない」
「結局、どの集客方法が一番効果的なの?」

多くの美容室がこのような集客の悩みを抱えていることでしょう。

集客は美容室の成功を左右する重大な要因です。しっかりと集客方法を把握して、自分の美容室に合った取り組みを実践するのが大切です。

本記事では美容室集客のよくある課題を紹介し、取り組むべきおすすめの集客方法とリピーターを獲得するコツについて解説します。

 

 

美容室集客のよくある課題とは

美容室集客のよくある課題とは

はじめに知っておくべきなのが、美容室の集客における課題です。問題がわからなければ解答できないのと同じように、課題を把握しておかないと集客を改善できません。

美容室の集客に関するよくある課題は以下の3つです。

  • 新規顧客が増えない
  • リピーターが増えない
  • 失客してしまう

上記の課題は美容室の状況によって異なります。例えば、新規開業の前後であれば、新規顧客の増加を目指すのが大切です。開業して1年以上経つ場合は、リピーターや失客に関する施策を講じましょう。

このように、まずは「自分の店舗の課題はなになのか」を突き止めることが大切です。

関連記事:
集客できない美容室の共通点 「流行る」美容室との違いとは

美容室の集客の成功がサロン経営の成功を左右する

美容室の集客の成功がサロン経営の成功を左右する

美容室が成功するかどうかは集客が鍵を握っています。集客は美容室の売上に直結するものだからです。

厚生労働省によると、美容室の平均客数は以下のとおりです。

  • 平日の平均:10.0人
  • 休日の平均客数:13.9人

※参考:厚生労働省|美容業 結果の概要

営業日が25日で平日が17日、休日が8日だった場合、約「281人」となります。したがって、1ヵ月に281人以上のお客様が来店する場合、平均よりも「成功している」といえるでしょう。

弊社で展開している美容室フランチャイズ「マイスタ®サロン」の場合、毎月の目標顧客数は450名です。そのうち約7割が次回予約によるお客様です。しっかりとターゲットを選定し集客を実践すると、このように平均よりはるかに高い顧客数を獲得することができます。

関連記事:
毎月450名の集客力!美容室by emt®グループのマーケティング戦略とは

美容室の集客方法6選

美容室の集客方法6選

美容室の集客は大きく分けて6種類あります。

  • チラシ・DMのポスティングをする
  • SNSを運用する
  • ホームページ運営をする
  • Googleマップ上の検索順位を上げる
  • Web広告サイトを利用する
  • 地域情報誌・フリーペーパーへ掲載をする

自分の美容室がどのような課題を抱えているかによって、選択するべき集客方法が異なります。以下でそれぞれの集客方法を詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

①チラシ・DMのポスティングをする

チラシ・DMのポスティングは、美容室の集客方法として前時代的に感じる方も多いでしょう。しかし、現在もなお効果的です。美容室のお客様は、家や職場から近いところを選ぶ傾向にあるからです。

株式会社ノーマリズムの調査によると「美容室・ヘアサロンを選ぶ主な決め手」の1位が「家や職場から近い」です。

美容室・ヘアサロンを選ぶ主な決め手

つまり、ポスティングすることで潜在顧客に効率良くリーチできる可能性があります。

大事なのがチラシのデザインです。デザインがお客様の目に止まるものでないと、そのまま捨てられてしまいます。

逆に、しっかりとチラシを作り込めば高い集客効果が期待できます。例を挙げると、当社のレスポンス率(チラシを見て反応を示した人の割合)は業界平均の約1.5倍です。集客効果の高いチラシの作り方はこちらで解説しているので、ぜひ参考にしてください。

関連記事:
オープン初月の美容室でも新規顧客300名を獲得するチラシ戦略

②SNSを運用する

美容室の集客方法として高いコストパフォーマンスを期待できるのがSNSです。SNSは基本的に無料で利用することができ、多くのユーザーに情報を届けられます。

例えばポスティングの場合、配布できるのは1日300枚から1,000枚程度です。一方、Instagramの利用者は2019年3月時点において月間3,300万人※です。

さらに、ポスティングが一方通行になってしまうのに対し、SNSは相互にコミュニケーションを取ることができます。加えて、潜在顧客が「フォロワー」という形でどんどん増えていくというメリットもあります。

対して、SNSは競合となる美容室も多く、差別化を図るのは容易ではありません。また、万が一炎上が起こってしまうと、再起不可能なダメージを負うリスクもあるでしょう。

※参考:Meta|Instagramの国内月間アクティブアカウント数が3300万を突破

③ホームページ運営をする

SNSと同じように、コストパフォーマンスに優れている集客方法がホームページです。やり方次第では、ほぼ無料で運営することができます。

以下のサービスは、基本的に無料で利用可能です。

  • WordPress(ワードプレス)
  • Goope(グーペ)
  • ペライチ
  • Wix(ウィックス)
  • Jimdo(ジンドゥー)
  • STUDIO(スタジオ)

チラシ同様、ただ作るだけでは意味がありません。ターゲットをしっかり決めて、美容室の特徴や強みをアピールするように作るのが大事です。お客様に「行きたい」と思ってもらえるホームページ作りのコツはこちらをご覧ください。

関連記事
美容室のホームページは集客に必要ないのか

④Googleマップ上の検索順位を上げる

Googleマップ上の検索順位を上げるための施策を講じるのも、美容室の集客にとって非常に重要です。Googleを使って近くの美容室を探す方も少なくないからです。

「Googleマップの検索順位なんて上げられるの?」と思う方もいるでしょう。取り組み方次第では、検索順位の改善を目指すことは十分に可能です。実際に、Googleマップの検索順位を上げる取り組みはMEO(ローカルSEO)などと呼ばれ、さまざまな美容室や企業などが実践しています。

主なMEO(ローカルSEO)の取り組みは以下のとおりです。

  • Googleビジネスプロフィールの情報を細部まで記載する
  • 高評価の口コミ・評判を集めるために、呼びかけやキャンペーンをおこなう
  • 嫌がらせ目的の口コミ・評判は削除依頼する

まずはGoogleビジネスプロフィールに登録してください。Googleビジネスプロフィールに登録しないと、美容室の情報がGoogleマップに掲載されない可能性が高いのです。登録したあとはできるだけ良い口コミ・評判を付けてもらえるよう、呼びかけやキャンペーンをおこないましょう。

⑤Web広告サイトを利用する

美容室専門のポータルサイトに登録するのも大事な集客方法の一つです。お客様の多くは、ポータルサイトを利用して美容室を探します。

株式会社ノーマリズムの調査によると「美容室・ヘアサロンを知る主なきっかけ」の1位が「ヘアサロン検索・予約サイト」だとわかっています。以下のとおり、2位の「近所」に2倍近い差を付けているほどです。

美容室のWeb広告サイト(ポータルサイト)は主に5つあります。

  • ホットペッパービューティー
  • minimo
  • EPARKビューティ
  • 楽天ビューティー
  • Beauty Park

多くのお客様を呼び込みたい場合、これらのサイトを利用してみるのがおすすめです。

高い集客効果が期待できる一方で、掲載料を支払わなければならないというデメリットがあります。サイトによって掲載料は異なりますが、月額2万5,000円程度が相場だと考えてください。

⑥地域情報誌・フリーペーパーへ掲載をする

地域情報誌やフリーペーパーの掲載も検討してみましょう。ポスティングよりも効率的に、地域のお客様を集客できる可能性があります。

ただ、掲載料がかかってしまう点に注意してください。例えばフリーペーパーの場合、主に次のような掲載費用が必要です。

  • A4サイズ:50~80万円
  • A4の1/2サイズ:30~40万円
  • A4の1/4サイズ:10~20万円
  • A4の1/8サイズ:5~10万円
  • A4の1/16サイズ:3~5万円

あくまで目安ですが、安くても数万円の費用が必要です。

自分の美容室に必要かどうかしっかり検討するのが大切です。

美容室のリピーター獲得方法6選

美容室のリピーター獲得方法6選

美容室にとってリピーターは非常に重要です。収益を安定させることができるうえに、お客様の紹介や口コミ・評判の投稿などさまざまなポジティブな影響を与えてくれる可能性があります。

ただし、リピーターを作るのは簡単なことではありません。美容室は「コンビニより多い」といわれているため、お客様が選べる美容室はほかにもたくさんあるのです。

このような状況であなたの美容室を選んでもらうためには、以下で紹介する6つの方法をしっかり実践する必要があります。

  • 紹介制度を活用する
  • クーポンを配布する
  • LINE公式アカウントを活用する
  • 店販を売りやすい環境を作る
  • 次回予約を意識する
  • メンバーズカードやポイントカードを作る

すべて実践することで、リピート率を改善できる可能性があります。

①紹介制度を活用する

紹介制度とは、お客様を紹介することで特典がもらえる制度のことです。例えば「紹介した友達が来店すると、次回の施術が2,000円割引になる」といったものです。

美容室によっては、紹介した側・された側、両方に特典をプレゼントするケースもあります。このような紹介制度を導入すれば、新規顧客とリピーターの両方を増やすことができるでしょう。

②クーポンを配布する

クーポンの配布はリピーターの増加はもちろん、他店などに移ってしまったお客様を呼び戻せる効果もあります。配布方法はさまざまですが、リピーター獲得を狙うなら手書きのDM(ダイレクトメッセージ)がおすすめです。

クーポンを配布するうえで大事なのが「期限を設ける」という点です。例えば、「来店時に◯◯プレゼント」といったクーポンにしてしまうと、お客様は「いつでも使えるから」と感じて来店のモチベーションが高まりません。

一方で「月末まで」などと期限を設ければ、「この日までにいかないと」という気持ちになります。このように期限を設けてクーポンを配布しましょう。効果的なDMの送り方はこちらで解説しています。

関連記事:
美容室のダイレクトメール(DM)を成功させる書き方とは?効果を出すポイントも解説

③LINE公式アカウントを活用する

あらかじめLINE公式アカウントを開設し、お客様に登録してもらいましょう。お客様と手軽にコミュニケーションを取ることができます。

単にコミュニケーションツールとして使えるだけでなく、お客様から簡単に予約を受け付けられたりリマインドを送信できたりします。このような点から顧客満足度の改善につながり、リピーターの増加に結びつく可能性があるでしょう。

④店販を売りやすい環境を作る

店販(店頭販売)は売上の増加だけでなく、リピーターの獲得にもつながります。店販率を上げるコツはいくつかありますが、そのうちの一つが「サロンでしか手に入らない商品を仕入れる」というものです。

ワックスやヘアスプレー、シャンプーなどのなかには、サロンにしか売っていない商品も少なくありません。このような商品を置いておくと、お客様は「あの美容室でしか買えないから、そろそろ行こうかな」という気持ちになりやすいでしょう。

ただ、美容室の環境が悪ければ、いくらお客様に合った商品を提案しても店販率アップには繋がりません。しっかりとお客様とコミュニケーションを取り、スタッフ同士も連携し合って居心地の良い環境を作りましょう。

関連記事:
美容師の離職率が高い5つの理由!働き方改革を成功させるポイントも紹介

⑤次回予約を意識する

リピーターを増やす施策として非常に重要なのが次回予約です。なぜなら、次回予約を取ることができれば目標数値が明確化し、売上の安定につながる可能性が高いからです。

実際に、弊社で展開している美容室フランチャイズ「マイスタ®サロン」ではリピート率より次回予約率に注目したことで毎月約450名来るお客様のうち約70%がリピーターとなり、経営が高い水準で安定しました。

次回予約を意識する方法はいくつかあります。

  • 会計時などに次回の予約を促す
  • 来店回数でポイントが貯まるカードを進呈する

まず、接客時や会計時に「次回はいつにしますか?」「来月なら◯曜日と◯曜日が空いていますが」などと声をかけましょう。声をかけることで、高い確率で次の予約につなげられます。

ポイントカードに関しては次で詳しく説明します。

⑥メンバーズカードやポイントカードを作る

メンバーズカードやポイントカードはお客様の次回予約率を上げるうえで重要です。ポイントを貯める楽しみを味わってもらえるうえに、「あと◯回来たら達成するな」と未来の来店を強くイメージさせることができます。

弊社で展開している美容室フランチャイズ「マイスタ®サロン」では、4回までの来店で毎回特典が付くようにしています。このようなポイントカードを導入したこともあり、お客様の次回予約率が改善しました。

美容室の集客はあらゆる選択肢を持つのが大事

美容室の集客はあらゆる選択肢を持つのが大事

美容室の集客にはさまざまな方法があります。開業したばかりの頃は、認知度を高めるためにチラシや広告を配布しましょう。お客様をたくさん呼び込むためには、Googleビジネスプロフィールやポータルサイトなどの登録がおすすめです。

ただ、本記事で紹介した方法をすべて実践しても、かならずしも集客がうまくいくとは限りません。美容室は1年で6割、3年で9割が廃業するといわれる厳しい世界だからです。

リスクを最小限に抑えて高い効果を望むなら、集客だけにこだわらず、業務提携やフランチャイズを選択肢に入れたり、サロンづくりの仕組みやノウハウなどの知識と経験豊富なパートナーに相談してみたりすることが大切です。

まずは美容室フランチャイズ制度について知りたい方はコチラ
美容室のフランチャイズ経営は儲かる?オーナーの年収ってどれぐらい?

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