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美容室の経営を軌道にのせるためのノウハウと目標値

美容室の経営を軌道にのせるためのノウハウと目標値

美容室を開業し、経営を安定させるために、あれこれ施策を打ってみたけど上手くいかず、疲弊していませんか?
経営を安定させるノウハウがあれば…と悩んでいる経営者の方も多いはず。

直営美容室が大阪と東京を合わせて 7店舗あるほか、ビジネスモデルに共感してくれた美容室を登録サロンとして、5店舗(※2023年9月時点) を展開する「マイスタ®サロン」。

経営が厳しい美容室も多い中、わたしたち「マイスタ®サロン」が安定して多店舗展開するノウハウとは一体何なのか。今回はその美容室経営を安定させるノウハウについてお話しします。

[関連記事]美容室経営の常識を変えるマイスタ®サロンの経営術

美容室を軌道に乗せるためには、どのような経営戦略を取るのがベストなのか。
直営美容室6店舗と5店舗の登録サロンを展開する「マイスタ®サロン」独自の経営術について、数値を交えながらお話しします。

美容室経営を安定させるノウハウ「次回予約率」

美容室経営を安定させるノウハウ「次回予約率」

美容室の経営を行う上で、新規顧客獲得率やリピート率・美容師一人あたりの生産性など、様々なデータが使われることがあります。その中でも、一般的に美容室が経営を安定させるために指標とされている数値は「リピート率」です。

しかし、「マイスタ®サロン」では、過去の経験から導き出したノウハウから、リピート率ではなく「次回予約率」を指標としています。

リピート率というのは、「過去3ヶ月以内にお客様が再来店してくださったかどうか」を表しています。言い換えるならば、それは過去3ヶ月間の顧客満足度を表しているに過ぎません。そこに違和感を抱き、それならば『未来の数字』を見ようと考え、リピート率ではなく、次回予約率を重視することにしたのです。

もし美容室に足を運んでいただいた結果、ご満足いただけたならば、お客様は次回もまた来たいと思うはず。そこで、帰り際に次回予約を取っていただくようにしました。

次回予約で見えてきた数字とその効果

byemtグループの次回予約率と総客数の推移

「マイスタ®サロン」の美容室経営で重要視している「次回予約率」。
その数字で見えてきた経営ノウハウもあります。

通常、次回予約の多くは約2ヶ月後の予約になります。それが固定されることで、美容室の経営は様変わりしました。

前提として、「マイスタ®サロン」のひと月あたりの目標顧客数は450名です。それ以上でもそれ以下でも、スムーズな運営はできません。営業利益率20パーセントという数字と、分業を行わない「マイスタ®サロン」のスタイリストたちが質の高いサービスを提供できる人数との最大公約数が、この「450」という数字でした。

目標顧客数に対するお客様数

450名のうち、次回予約率を70パーセント取れれば、およそ315名を「確保」できることになります。一方、「事前予約なしでご来店される方」は店舗平均100名。合わせると、新規で獲得すべき顧客数は35名と計算されます。
2ヶ月前に具体的な目標数値が出ると対策も練りやすく、「マイスタ®サロン」が提唱する美容室経営の安定化ノウハウとなっています。

また、次回予約を勧めるにあたり強い味方になっているのが、4回までのご来店で毎回特典がつくポイントカードの存在です。これが固定客獲得の一助になっています。

さらに、帰り際に顧客満足度を測れるのは、スタイリストの技術向上や働き方改善にも大きな効果をもたらしました。万が一予約が取れなかった場合、自分のサービスの何が至らなかったのか、記憶が鮮明なうちに原因を探れるため、改善につなげやすいのです。

加えて、先々まで予約状況が把握できるので有給取得の調整がしやすく、「マイスタ®サロン」の特徴の一つである「美容師の働き方改革」の支えにもなっています。

美容室経営を支えるスタッフのモチベーション

全員接客

美容室経営のノウハウを活用し、完璧な計算によって弾き出された数字でも、それに向かって歩み続けるには、スタイリストたちの士気の高さが鍵となります。しかも、それには「働きやすい環境」が不可欠です。

「マイスタ®サロン」には、スタッフ間の競争を煽る「指名によるインセンティブ制度」がありません。その代わり、売上目標を達成すればスタッフ全員に分配される仕組みです。

これを導入しているのは、第一に無暗な争いを生まないため。そしてもう一つが、子育て中のスタイリストたちに、子どもの熱などでも安心して休んでもらうためです。
皆で一人のお客様を大切にする『全員接客』を行うことで、女性スタイリストが働きやすい環境を整備しているのです。

また、営業時間の短さも重要です。

実は「マイスタ®サロン」の営業時間は平日9時半から18時までと、美容室としては異例の短さ。

しかし、開業当初からこの時間だったわけではありません。1号店がオープンしてから1年間は、閉店時間が20時でした。ところが、18時退社のスタッフと20時まで残るスタッフとの間で、溝が生まれてしまいます。

そこで顧客分析をより精密に行い、メイン層が15時以降はあまり来られないデータを確認した上で、18時閉店に踏み切ったのです。

当初の売り上げ予想と結果

当初は売り上げの30パーセントダウンを予想していましたが、お客様の多くは店舗を離れることがなく、結果として売上減は10パーセントに留まりました。

スタイリストが働きやすい環境づくりと、これまでの経験から導き出したノウハウによる緻密な経営戦略、次回予約率70パーセントという未来に向けた数字が、「マイスタ®サロン」の強さを形作っています。

美容室の経営のノウハウを共有するサポート体制

美容室の経営のノウハウを共有するサポート体制

美容室の経営者ともなれば、誰もが多くの課題と悩みを抱えることになります。

そんな経営の悩みを抱えた時に大切なのが、サロンづくりの仕組みやノウハウを共有するパートナーです。

わたしたち「マイスタ®サロン」は、サロン経営のお悩みを解決するパートナーシップ制度をご提案しています。

集客や人材の問題で悩む美容サロン様に、女性美容師が働きやすいサロンづくりの仕組みやノウハウを共有し、サロン経営のサポートをいたします。

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