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「美容師を採用したいけれど、どういう方法があるのかわからない」
「どのような広告媒体に求人を出せば良いか知りたい」
美容師の採用に関して、このような疑問や不安を抱く方は少なくないでしょう。おすすめの採用方法は美容室の規模などによって異なります。採用方法のメリット・デメリットなどを把握して、適切な媒体で求人を出すのがおすすめです。
本記事では美容師の採用を成功させる5つの方法と広告媒体の種類、人材不足の原因などを解説します。
当社では、美容業界の慣習を打破する斬新なアプローチで人手不足の課題に取り組んでいます。特に、即戦力となるスタイリストの採用に絞り込み、アシスタントを採用しない代わりに、全員がお客様と接する「全員接客」による店舗運営を行っております。
これにより、スタッフ一人ひとりの生産性を高め、業界平均よりも高い給与水準を維持しています。当社が実践した内容を以下から無料でダウンロードいただけます。
<目次>
美容師の採用は、すぐにうまくいくものではありません。美容師業界は「10年以内の離職率が約90%」といわれることもあり、慢性的な人材不足に陥っているケースが多いです。
採用が難しいといわれている理由は、以下のとおりです。
採用活動につまずいている方は、それぞれ参考にしてください。
厚生労働省が発表している「衛生行政報告例の概況」によると、令和元年から令和4年までで美容室は増加傾向にあります。
しかし、令和4年度の従業美容師の数は57.1万人です。そのため、美容室1店舗当たり約2名までしか採用できないという計算になります。有名サロンや大手サロンに関しては、採用活動に成功しており多くの人材を確保できていることが想定できます。
その反面、一人サロンや少人数の小規模サロンが増えていることも現状です。
店舗数が増加している割には、美容師の数が足りていないことを考えると、採用が難しいことも理解できます。ほかの美容室よりも採用数を増やすためには、求人でのアピールやオウンドメディアを使った露出が重要になってきます。
2023年にリクルートが公開した「美容サロン就業実態調査」(90ページ参照)によると、美容室の離職・退職理由で最も多かったのは「職場の雰囲気」で全体の26.1%でした。
2番目に多かった理由は「給与面の不満」で24.5%。仕事量の割には、給料が少ないことが理由としてあげられます。
さらに、福利厚生が充実していないことを理由に辞めた人は、全体の10.6%とこちらも高め。
引用:美容サロン就業実態調査
また、厚生労働省が公開している令和4年賃金構造基本統計調査によると、美容師が該当する「生活関連サービス業・娯楽業」の平均年収は271.6万円。
一般労働者の平均年収が308万円ということを考えると、全体平均よりも40万円ほど低いことがわかります。
収入が少ないと、場合によっては生活を切り詰めなければなりません。そうすると従業員の満足度が下がり、モチベーションの低下から早期離職につながる恐れがあります。
労働環境が悪いから
美容師の仕事は「きつい」といわれることも少なくありません。仕事中は常に立ちっぱなしであるうえに、前傾姿勢など無理な体勢になることも多いからです。実際に、腰痛や肩こりに悩んでいる美容師も大勢います。
また、美容師という環境そのものが「ハードだ」と考えている方もいます。次で詳しく説明しますが、美容師は平均よりも年収が低く、年間休日が少ない傾向にある仕事です。
ただ、美容師の環境はちょっとした工夫で解決できる可能性があります。
労働環境を劇的に変えて、美容師を好待遇にする方法については、以下の記事でまとめています。
関連記事:
美容師を高待遇にするのは難しい?給与・年間休日・職場環境を魅力的にするためには
美容師の仕事は「きつい」といわれることも少なくありません。仕事中は常に立ちっぱなしであるうえに、前傾姿勢など無理な体勢になることも多いからです。実際に、腰痛や肩こりに悩んでいる美容師も大勢います。
また、美容師という環境そのものが「ハードだ」と考えている方もいます。次で詳しく説明しますが、美容師は平均よりも年収が低く、年間休日が少ない傾向にある仕事です。
ただ、美容師の環境はちょっとした工夫で解決できる可能性があります。環境を劇的に変える方法はこちらをご覧ください。
求められるスキルや要件が多い
美容師はさまざまなスキルや要件を求められることが多いです。例えばカットやカラー、パーマ、シャンプーなどの業務以外にも、次のような仕事があります。
美容室によっては、ヘアケアや美容商品の販売個数にノルマを課しているところもあります。このように美容師は日々、精神的にも肉体的にもタフな仕事をこなさなければならないのです。
また、年間の平均休日は「90日前後」といわれています。仕事がハードなうえに年収が低く、休日も少ないという点から、美容業界は離職する人が後を絶たないわけです。
ただし、すべての美容室が高い離職率に悩まされているわけではありません。当社の「マイスタ®サロン」は、平均よりはるかに高い生産性と低い離職率を実現しています。
美容師の離職率については、以下の記事でまとめているので、ご参照ください。
関連記事:
美容師の離職率が高い5つの理由!働き方改革を成功させるポイントも紹介
美容師求人を成功させるためには、いくつかの要素が必要です。当社の成功事例を紹介すると、スタッフが喜ぶ充実した福利厚生を提供することで、
生産性を向上させるとともにモチベーションアップにもつなげています。
当社でおこなっている福利厚生の例は、以下のとおりです。
これらの福利厚生を設けることによって、モチベーションが高いスタイリストの確保につながっています。とくに、当社ではライフステージの変化に対応できる制度を重視しています。
出産や育児などのライフスタイルの変化に応じて、働きやすい環境を整えることで、離職率を下げることに成功しています。
美容室ではネックとなる閉店後のレッスンや残業はなく、子育て中の方でも安心して働ける環境が整っています。結果として、離職率の低下から人材不足を防ぎ、経営も安定しています。
福利厚生による成功事例については、以下の記事で詳しくまとめているので、ご参照ください
関連記事:
美容師の福利厚生10選!種類や現状、当社の成功事例などを紹介
美容師の採用には、大きく分けて5つの方法があります。
美容室の規模や状況によって、最適な採用方法は異なります。以下でメリット・デメリットを交えながら説明しますので、ご自身の美容室に合う方法を検討してみてください。
美容師の採用で最もメジャーな方法が求人媒体の活用です。2022年2月に実施された株式会社イーグラント・コーポレーションの調査※によると、「知り合いの紹介」を除けば求人媒体から転職先を見つける人が最も多いとわかっています。
求人媒体で募集するメリットは、たくさんの方に求人を見てもらえるという点です。例えばリジョブの場合、約35万人の会員が登録しており、毎月の閲覧数は約400万回を誇ります。
つまり、リジョブに広告を掲載すると、最大で35万人のユーザーに求人情報を見てもらえる可能性があります。
一方で、掲載料が必要になるというデメリットに注意してください。掲載料は求人媒体によって異なりますが、100万円以上もかかってしまうこともあります。ただ、なかには成功報酬型の求人媒体もあるため、事前に費用を確認することが大切です。
※参考:PR TIMES|【現役美容師500人にアンケート調査】 現役美容師が転職理由や働く美容室に求めることは?|美容師の転職事情2022年版
自社メディアやSNSなど、オウンドメディアがある場合は、SEO対策をして採用活動をすることも方法の一つです。SEO対策とは、特定のキーワードで上位を獲得して、検索上位を獲得する方法です。
美容師の求人を例に挙げると、「美容師 求人」「美容師 採用」などのワードが挙げられますが、多くの場合求人媒体が上位を獲得しています。そのため、太刀打ちできないことがほとんどです。
対策をするなら、「美容師 復職」など大手求人サイトが競合として少ないワードで上位を獲得しましょう。すると、検索流入が増え、結果として採用につながります。
費用をできるだけ抑えつつ、ポテンシャルの高い人材を採用したい方におすすめなのがリファラル採用です。リファラル採用とは、スタッフから友達や知人を紹介してもらう採用方法のことです。
リファラル採用にはミスマッチを防げるというメリットがあります。スタッフの紹介であるため、候補者はすでに社風や価値観を理解しているケースが多いです。また、入社してすぐに顔見知りと働けるため、居心地の良さを感じることができ、早期退職の防止にもつながります。
ただし、リファラル採用を成功させるには、そもそも「知り合いや友達を紹介したい」と思えるような美容室を作り上げなければなりません。加えて、スタッフに「どのような人材を求めているか」を正しく認識してもらう必要があります。このような点から、ある程度の成長を遂げた美容室の採用方法といえるでしょう。
人材紹介には2つの方法があります。
人材エージェントは正社員採用が前提になっているサービスです。エージェントに対して支払う手数料は、採用した従業員の年収20%〜30%が相場です。年収が300万円だった場合、60万〜90万円程度を想定してください。ただ、美容業界に特化した人材エージェントの場合は、手数料が10%前後のサービスも珍しくありません。
人材派遣は派遣会社から適切な人材を派遣してもらえるサービスです。正社員と違って期間が満了を迎えると契約は終了するため、緊急時や繁忙期など一定期間だけ人の手を借りたいときに便利です。手数料は派遣料金の20〜30%程度が相場です。
従業員や自身の専門学校にOB訪問して、学生たちと交流するという方法もあります。長期的な目線で人材を確保したい、という方におすすめです。
OB訪問のメリットは「一切お金がかからない」という点です。求人を出したり紹介してもらったりするわけではないため、手間と時間はかかりません。一方で、基本的に学生としか知り合えないため「採用までに時間がかかる」「採用しても即戦力にならない」などのデメリットがあります。
コストお金をかけることなく手軽に求人情報を告知したい場合、SNSがおすすめです。美容師の採用に使われることが多いSNSは以下のとおりです。
特に、Instagramは写真で職場やスタッフの雰囲気を伝えられるため、人材採用と親和性が高いといえるでしょう。実際に、「#美容師求人」で検索すると、112万件もの投稿がありました(204年3月11日時点)。
SNSはコストがかからないうえに、たくさんの人に見てもらえるというメリットがあります。その反面、応募が殺到し、選考に時間がかかってしまう恐れもあるでしょう。
美容師を採用する際にまず利用されるのが求人媒体です。求人媒体には、一般的に4つの種類があります。
こちらもそれぞれのメリット・デメリットを把握しておくことが大切です。
掲載型の求人媒体には、以下の2つがあります。
掲載型の種類 | 特徴 |
---|---|
掲載課金型 | 掲載期間に応じて料金が発生する |
成果報酬型 | 採用の決定や求人の応募などがあった際に料金が発生する |
大手求人サイトで導入されているのは掲載課金型です。「半年」「1年」など期間に応じて月額の料金が発生します。
掲載課金型には、有料プランと無料プランがあります。主な掲載課金型の求人サイトは以下のとおりです。
無料 | 有料 |
---|---|
ハローワーク indeed 求人ボックス |
リクエストQJ 美プロ ホットペッパービューティー マイナビ リクナビ |
掲載課金型には「料金が一定である」というメリットがあります。広告掲載料を支払えば、基本的に何人採用しても料金は変わりません。一方、デメリットは「全く応募が来なくても契約期間中は料金を支払わなければならない」という点です。
成功報酬型の求人サイトは、基本的に「初期費用がかからない」という点がメリットです。料金が発生するのは、採用の決定や求人の応募など「成果」が発生したときです。したがって、できる限り初期費用を抑えたい方にはおすすめです。
ただ、大量に応募が来た場合や採用が決まった場合は、掲載課金型より高くなってしまうケースがあります。また、初期費用がかからない分、求人の文章作成や設定を自社でやらなければならないことも少なくありません。
エージェント紹介型とは、人材紹介会社(転職エージェント)の求人媒体です。上記2つの求人媒体と違って、一般には公開されていないケースも少なくありません。人材紹介会社に登録した人だけが閲覧できるため、応募の時点で候補者をある程度絞ることができます。
美容師の採用に特化したエージェント紹介型の求人媒体は、主に以下の2つです。
画像引用元:キレイビズ公式サイト
キレイビズは利用満足度No.1の美容業界専門求人サイトです。美容師やアイリストなどの転職を目指す方に向けて、3万件を超える求人情報が掲載されています。
キレイビズの特徴は成功報酬型であり、初期費用がかからないという点です。料金は採用が決まるまでいっさいかかりません。さらに、美容業界の採用に精通した専任スタッフが在籍しており、各地域のトレンドや条件の相場などをアドバイスしてくれます。
画像引用元:Beautyangel
Beautyangelは美容師の転職に特化したエージェントサービスです。求人はすべて非公開であるため、安心して依頼できます。また、キレイビズと同じく成功報酬型で、採用が確定するまでは無料です。
美容師採用を成功させるためには、以下の3つのポイントを抑えておきましょう。
集客や採用は美容室経営で壁になることですが、ポイントを抑えておくことで成功につながります。それぞれ詳しく紹介するので、参考にしてください。
美容師採用において最も大事なのが、美容師が「永く働きたい」と感じる環境づくりです。環境が悪ければモチベーションの低下を招き、早期退職のリスクが高まります。
厚生労働省が出した「令和四年度雇用動向調査結果の概況」では、美容師が分類される「生活関連サービス業・娯楽業」の離職率は、18.7%でした。
産業の離職率の平均値が15.0%なので、美容師業界の離職率は高いことがわかります。
そのため、美容師が永く働けるような環境づくりは、非常に重要です。
環境づくりの前提にあるのが「お客様のニーズを探るように、従業員のニーズを探る」という考え方です。お客様のニーズを的確に把握していないと顧客満足度の改善にはつながりません。それと同じように、従業員のニーズを知っていないと従業員満足度を高めることはできないのです。
環境が整うことで従業員満足度が高まると、リファラル中心の採用が実現できます。採用がリファラル中心になれば低コストで優秀な人材を確保できるため、より美容室を成長させることができるでしょう。
環境づくりと同時に見直したいのが待遇や求人要件です。年収や休日などの待遇・求人要件は、従業員満足度に直結する部分だからです。
待遇・求人要件を改善した実例として、「マイスタ®サロン」の取り組みを紹介します。「マイスタ®サロン」では、年収も休日も全国の平均を大きく上回っています。
マイスタ®サロン | 全国平均 | |
---|---|---|
平均給与 | 約28万5,000円 | 約20万3,000円 |
年間休日 | 115日 | 90日前後 |
決して難しい仕組みを導入したわけではありません。ターゲットを徹底的に分析することで業務を効率化し、一人当たりの生産性を上げることで全体の給与水準を引き上げました。
同じような取り組みはほかの美容室でも十分に実践可能です。詳しくは下の記事をご覧ください。
関連記事:
美容師を高待遇にするのは難しい?給与・休日・職場環境を魅力的にするためには
現代の美容師採用において、もっとも実践したい方法がSNSによる集客です。「美容師採用×SNS」は非常に相性がよく、実際におこなっている美容室も少なくありません。
時代によって集客方法は異なりますが、2022年以降のSNS運用状況をみると、画像やテキストの投稿よりも、動画が流行しています。
多くの場合BtoC(対顧客向け)の動画ですが、サロンの知名度を上げるという意味では、いずれも効果的な方法です。動画では、施術の様子やサロンの雰囲気などを紹介しており、美容師として働きたい人へのアプローチも可能です。
また、SNS運用に力を入れると、求人媒体を活用する必要がなくなり、採用コストを抑えられるというメリットもあります。人材確保とコスト削減をあわせておこないたい場合は、SNSの運用を行うことがおすすめです。
美容師の採用は、甘く考えていると経営に悪影響を与える恐れがあります。自分の美容室にとって「どのような人が必要か」「どのような方法で求人を出すべきか」をしっかり検討してください。
美容師を採用する際には、美容室の環境づくりや待遇・求人要件の改善も大事です。すぐに退職されてしまうと、採用に費やしたお金や時間、手間が無駄になってしまいます。
美容室の採用や開業に不安がある場合は、業務提携やフランチャイズを選択肢に入れたり、サロンづくりの仕組みやノウハウなどの知識と経験豊富なパートナーに相談してみたりすることが大切です
当社では、業界の慣習を打破する斬新なアプローチで人手不足の課題に取り組んでいます。特に、即戦力となるスタイリストの採用に絞り込み、アシスタントを採用しない代わりに、全員がお客様と接する「全員接客」による店舗運営を行っております。
これにより、スタッフ一人ひとりの生産性を高め、業界平均よりも高い給与水準を維持しています。当社が実践した内容を以下から無料でダウンロードいただけます。
「マイスタ®サロン」は、
サロン経営のお悩みを解決するパートナーシップ制度です。
集客や人材の問題で悩む”関西の美容サロン様”に
女性美容師が働きやすいサロンづくりの仕組みやノウハウを共有し、
サロン経営のサポートをいたします。
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