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日本は様々な特色を持った美容室が溢れていますが、その多くが必ずしも成功し、長く経営を続けていけるとは限りません。中にはお客様が集まらず、静かに閉店していくところもあるのが現実です。
そんな中にあって、新規顧客とリピーターを合わせて、毎月450名のお客様を集め、安定した店舗運営を実現している「マイスタ®サロン」が行なっているチラシ戦略についてまとめていきます。
現在、多くの美容室が集客方法として頼っているのが、大手企業が運営する美容室予約サイトを利用しての集客、そしてアナログな口コミによる集客ではないでしょうか。
確かにこの二つの集客方法にはそれぞれ効果があるのですが、美容室予約サイトの場合は、「競争が激しく、新規特典目当てでリピートに繋がらない」というデメリットが、そして口コミには「信頼度は高いものの露出が少ない」というデメリットがあり、継続的に顧客獲得をするためには、価格競争や特典メニューの増加など、いわゆる体力勝負になってしまう可能性があります。
そこで、「マイスタ®サロン」が選んだ集客方法が「チラシ配布」です。
「マイスタ®サロン」が行なうチラシ配布戦略では、オープン初月で新規顧客約300名を獲得し、その後も継続して毎月450名のお客様を集めており、「1,000枚配布して一人来るか来ないか」と言われている一般的なR率とは比較にならないほどの集客効果を出しています。
では美容室の集客方法として、チラシにはどのようなメリット・デメリットがあるのかまとめました。
【メリット】
【デメリット】
上記のメリットにもまとめた通り、実は美容室チラシには、美容室予約サイトでの集客が持つ「競争が激しい」「不特定多数にアプローチできるが、リピーターにならない」というデメリットや、アナログな口コミ集客が持つ「信頼度は高いものの露出が少ない」という、Webと口コミの持つデメリットを覆すメリットがあります。
チラシは捨てられない限り手元に残り、他の美容室と比べられることも少ないです。
もちろんチラシの内容は、ターゲット層の方が普段どんな生活をしているのか、美容室に来ていただきやすい時間はいつなのか…といったことを考えながら決めていかなければなりませんが、「他社とは比べられにくい手法で、狙った方に届ける」ことができるチラシこそが、最も効果的な集客方法なのです。
美容室のチラシ配布をする前に、まず事前に準備しておかなければならないことがあります。
チラシ配布に限らず、美容室を経営する上で一番大切なのが、ターゲットを絞ることです。
ターゲットを絞る際には、「20~30代の女性」のような大雑把な絞り方ではなく、年齢・性別・住んでいる場所・家族構成・職業・収入…などを細かく決めていく必要があります。
というのも、ターゲット像が具体的であればあるほど、その人物像に合わせた戦略が見えやすくなる為、集客に限らず、美容室経営にも影響する重要なポイントとなります。
次に美容室のチラシを配布する上で事前に細かくリサーチしておきたいのが、配布エリアです。
ターゲット層のいないエリアにどれだけチラシを配布しても、集客にはつながりません。そのため、事前にターゲット層が多くいる地域をリサーチしておく必要があります。
「マイスタ®サロン」では、まずターゲット層が多くいる地域をリサーチしてから出店場所を決定し、チラシ配布の際は店舗から半径1.5キロメートルから2キロメートルに配っています。
その後、数か月ほど様子を見てご来店される方の少ないエリアは配布範囲から外していき、最終的に配布エリアは綺麗な円になるのではなく、上記の画像のようないびつな形になります。
そうして来店率の高い地域に集中してチラシを配布することによって集客効果が上がり、またサロンに通いやすい範囲であるため、リピート率も安定するという好循環を保つことができるのです。
もし、美容室のチラシによる集客効果がイマイチ感じられない…という場合は、上記のようにターゲットや配布エリアなどを見直す必要があります。
美容室のチラシを制作したとしても、ターゲットの心をつかむことができなければ集客の効果は発揮できません。
そこで、「マイスタ®サロン」がチラシを制作する際のルールは以下のとおりです。
意外かもしれませんが、「マイスタ®サロン」で制作するチラシには、美容室の広告でよく目にするスタイル写真は載せません。
というのも、お客様は美容室の技術力を見ているわけではなく、「安心して通える美容室か」「客層的に自分がその美容室に行っても大丈夫か」…ということを重要視しているため、スタイル写真は最低限にして、美容室の内外装の写真をメインに使用しています。
つまり、美容室のチラシを作成する上では、お客様側が知りたいこと、そして不安に思うことを払拭することが、チラシを効果的に利用する上で重要なカギとなります。
美容室側がチラシによって”伝えたいこと”と、お客様が”知りたいこと”が同じだとは限らないと常に意識しておくことが大切です。
また、美容室のチラシをデザインする際にも、前述したルールをもとに、美容室のチラシを受け取ったターゲット層がどう感じるかをメインに考えることが必要です。
例えば、半分に折られるチラシを想定していれば、半分での見え方がどうなのか、チラシのデザインやキャッチコピー、そしてフォントなどはターゲット層に好まれるものかなど、常にお客様側の立場になって考えることが、チラシ成功の最大の秘訣です。
では、美容室のチラシ配布について、新聞折り込み・ポスティング・街頭配布等、どのような方法で配布すれば良いのでしょうか?
配布方法ごとに特徴をまとめると以下のようになります。
新聞折り込み |
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ポスティング |
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街頭配布 |
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他にも、フリーペーパーへの掲載や交通広告などの方法もありますが、「マイスタ®サロン」がおすすめする配布方法は“ポスティング”です。
ポスティングであれば、事前調査で把握しているターゲット層が多くいる地域に絞ってチラシを配布することができ、さらに集客率によって配布地域を細かく調整できるというメリットがあるためです。
例えば、「マイスタ®サロン」のチラシ配布戦略では、新たに美容室をオープンさせる際、オープンから最初の2か月は店舗から半径2㎞圏内に約4万~5万部のチラシを配布しています。
その後、ご来店される方の少ないエリアは配布範囲から外していき、ある程度、客層が安定した後は、段階を踏んでチラシを打つ頻度を下げます。段階を踏んでチラシ配布の頻度を下げる際には、数か月ごとに配布エリアと枚数を見直し、より効果のあるエリアへ集中して配布するようにしています。
オープン初月で新規顧客約300名を獲得し、その後も継続して毎月450名のお客様を集めている「マイスタ®サロン」のチラシ配布戦略は、店舗ごとに細かくチラシのポスティング地域を見直すことによって、効果を発揮していると言えます。
ターゲット層を絞り、その層が多くいる地域に美容室チラシを配布する「マイスタ®サロン」のチラシ戦略ですが、美容室の認知促進だけでなく、実際にお客様に足を運んでいただくためにも、チラシに様々な工夫もしています。
美容室チラシで効果的なクーポンやキャンペーンですが、ただ割安感を発信するだけでは、集客は実現しません。
大切なのは、クーポンやキャンペーンの期日を作り、その期間をある程度、短く区切ることです。
期間が長すぎると、「今すぐ行かなくてもいいか」という意識が働き、お客様の足は遠のいてしまいます。そこで、約1ヶ月程度の使用期限を作り、「すぐに予約しよう」という動機付けをしておくことが大切です。
前述したクーポンの使用期限の設定以外にも、そのチラシを受け取った“特別感”を演出することも、チラシ集客には有効です。
例えば、クーポンに「先着〇名様まで」や、「今だけ〇〇プレゼント」など来店動機になる文言を入れることによって、単にクーポンを発行するだけよりも、さらに来店動機に繋がりやすくなります。
またチラシにクーポンを載せる際には、元値と割引額を明示すると、お得感が増すため、覚えておきたいテクニックの一つです。
初めての美容室に来店する際、お客様は「自分が行ってもいい美容室か」「自分が行っても浮かないか」「髪を任せていいスタッフか」…外側から判断できない店内の様子やスタッフの層など、大なり小なり不安を抱えています。
その不安を払拭するためにも、美容室の内装写真やスタッフ紹介、美容室の強みなど、来店するまでの安心感につながる要素を見やすくデザインすることが大切です。
また、安心感という意味では、手書きのチラシよりプロのデザイナーが作ったチラシの方が、しっかりコストをかけているという安心感を与えることもできます。
プロがデザインすることにより、綺麗なレイアウトで伝えたい意図をわかりやすく表現できるため、チラシ制作はデザイナーに依頼するのがおすすめです。
美容室が多い今の時代だからこそ、その美容室にしかない強みをもって、それを分かりやすくチラシにまとめ、的確なターゲット層へ伝えることが、何よりも大切だと「マイスタ®サロン」は考えます。
美容室の経営者ともなれば、誰もが多くの課題と悩みを抱えることになります。
美容室の独立開業に不安を持つ場合は、業務提携やフランチャイズを選択肢に入れたり、サロンづくりの仕組みやノウハウなどの知識と経験豊富なパートナーに相談してみたりすることが大切です。
わたしたち「マイスタ®サロン」は、サロン経営のお悩みを解決するパートナーシップ制度をご提案しています。
集客や人材の問題で悩む美容サロン様に、女性美容師が働きやすいサロンづくりの仕組みやノウハウを共有し、サロン経営のサポートをいたします。
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